健康対策、モチベーションの管理方法について

エンジニアをはじめとしたIT業界のデスクワークでは長時間労働になることも多く、心身両面の疲労が蓄積しやすい。
納期が迫っているときなどは文字通り一日中パソコンの前に張り付いての作業を強いられることも珍しくない。
そうした環境を乗り切るためにも疲労の蓄積を防ぎ、心身への健康状態への影響を最小限に抑えるための自己管理が欠かせないのだ。

疲労対策の基本はやはり目・肩・首のケアだ。血行不良でこれらの部位に痛みを抱えることが多い。
そのため、同じ姿勢を長時間続けるのを防ぐ、あるいはよい姿勢を維持するといった心構えが欠かせない。
後者に関しては骨盤を支えるクッションやデスクの高さに合ったチェアを選ぶといったグッズを揃える意識も有効だ。

それから適度に体を動かすこと。
何も仕事中や疲れて帰宅した後に運動をしろと言っているわけではない。
作業の合間に視線を少し視線の間目を休ませる、肩・首を動かす、ちょっとしたストレッチをするだけでもぜんぜん違うものだ。
モニターを長時間凝視していると筋肉の緊張状態が続いてどうしても疲れと痛みを抱えやすくなるのだ。

これは作業へのモチベーションの管理方法とも密接に関わってくる。
目の痛みやドライアイなどの症状が集中力の低下、倦怠感、イライラといった精神面の問題を引き起こす「VDT症候群」という問題を引き起こすこともあるからだ。
体の疲れが心のストレスややる気の喪失といった問題を引き起こしてしまうわけだ。

デスクワークにおいて集中力は重要だが、やりすぎるとかえってモチベーションの低下をもたらすことにもなりかねない。
まず疲れにくい環境を整えたうえで適度に緊張を緩めて目・首・肩をリラックスさせる意識を忘れないようにしたい。